黒ヤギのアイデアスイッチ

「働きたくない」を考えてみる①働くという意味を根本から考えてみる

働きたくないでござる。
今やってる仕事を辞めたいでござる。
 
仕事に嫌気がさしたときに、ふと何をしたいのか、今の仕事の何が嫌なのかを考えた。
 
ところで、大学を卒業すると働くということが当たり前であり、大学も将来働くために入ったように記憶している。
 
そもそも当たり前の働くって事なんだけど、働くってなんなんだろう。
なんで自分は働きたくないのだろうと考察してみた。
 
働くとはいったい何なのか。言葉の意味を考えるためにまず言葉の味方、辞書で意味を調べてみる。
 
仕事とは
[名](スル)《「し」はサ変動詞「す」の連用形。「仕」は当て字》
1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。「やりかけの仕事」「仕事が手につかない」
2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。「将来性のある仕事を探す」「金融関係の仕事に就く」「週の半分は自宅で仕事する」
3 したこと。行動の結果。業績。「いい仕事を残す」
4 悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。「掏摸 (すり) が集団で仕事をする」
5 《「針仕事」の略》縫い物。裁縫。
「お前急に一つ―をしてくれんか」〈紅葉・多情多恨〉
6 力学で、物体が外力の作用で移動したときの、移動方向への力の成分と移動距離との積。単位はエネルギーの単位ジュール、その他ワット秒・ワット時など。

 

 
1.職業や業務としてすること。また、職業。
→いや、だから職業ってなに?
 
つらつらつら~と読んでくと最後にあるこれ。
 
6.力学で、物体が外力の作用で移動したときの、移動方向への力の成分と移動距離との積。
→あー、これは物理の説明ですね。物が動くときには力が働いていて、動かすのに必要だった力と距離をかけた値を仕事量といいます。
 
物理用語ですけどこちらの方がしっくりきますね。
 
要するに仕事とは
 
世の中の何かを自分の力を使って変えること
 
ってことでいいのかな。
 
つぎに働くについても見てみます。
 
働く
1 仕事をする。労働する。特に、職業として、あるいは生計を維持するために、一定の職に就く。「朝から晩までよく―・く」「工場で―・く」「―・きながら資格を取る」
2 機能する。また、作用して結果が現れる。「薬が―・いて熱が下がる」「引力が―・く」「機械がうまく―・かない」
3 精神などが活動する。「知恵が―・く」「勘が―・く」
4 悪事をする。「盗みを―・く」「不正を―・く」
5 文法で、用言や助動詞の語尾が変化する。活用する。「五段に―・く動詞」
6 動く。体を動かす。
「死にて六日といふ日の未 (ひつじ) の時ばかりに、にはかにこの棺―・く」〈宇治拾遺・三〉
7 出撃して戦う。
「オノレワ戦場ニ出テ楯矛 (たてほこ) ヲ取ッテワ―・カネドモ」〈天草本伊曽保・陣頭の貝吹き〉
[補説]「働」は国字。
[可能]はたらける

 

 
1.仕事をする。労働する。
 
……さぁ、無限ループに取り込まれてしまいました。仕事、労働、働くを調べるとぐるぐると着地点のない世界に飛ばされてしまいます。
 
いまいち納得がいきませんね。
 
2.機能して結果があらわれる。
 
ん、これは仕事に近い感じがしますね。
 
要するに仕事(世の中のものを自分の力を使って変えること)に使われる力を使うことを働くって言うんですね。
 
ものを動かす人と書いて働くと書くから、漢字の通りに考えるとしっくり来る感じがします。
 
では最後に労働とは。
[名](スル)
1 からだを使って働くこと。特に、収入を得る目的で、からだや知能を使って働くこと。「工場で労働する」「時間外労働」「頭脳労働」
2 経済学で、生産に向けられる人間の努力ないし活動。自然に働きかけてこれを変化させ、生産手段や生活手段をつくりだす人間の活動。労働力の使用・消費。
 

 

1.からだを使って働くこと。
→仕事にからだを使うことを労働ってのでいいのかな?あ、続きがありますね。
 
とくに賃金や報酬を得るためにからだや知能を使って働くこと。
 
ん、おぼろげに分かった感じがします。
 
要するに世の中に何か変化を与えて、そこで動いた報酬に賃金をもらうこと。
賃金をもらうために動くことを労働と言うんですね。
 
労働にはまだ要約が残っていました。
 
2.経済学で、生産に向けられる人間の努力ないし活動。
自然に働きかけてこれを変化させ、生産手段や生活手段を作り出す人間の活動。労働力の使用、消費。
 
あっ、そういうことね。なんかうまく理解できた気がする。
 
 
昔は物々交換だったんですよ。
食べ物がほしいから、食べ物をたくさん持っている人に自分の食器と交換してくれって。
 
それでお互いが納得したら交換できて食べ物をもらえる。
 
米が余るほどあって大根が食べたいから米と大根を交換してくれって感じで。
 
 
日本では中世に、米を基準に物の価値を決めて、働いた褒美にお米をあげるよってなったんです。
 
その後、お米を基準にしてたのを貨幣に変えて、お金で物と交換ができるようになっていったんですよ。
 
だから、世の中の本質って物々交換で、物々交換に必要なお金を得ることが労働なんですね。
 
根本的には生きていくために行うことが労働なんですね。
 
 
 
じゃあなんとなく言葉の意味を把握したところで最初に戻ります。
 
働きたくないとは。
 
生きていくために行うことが労働なのだから、自分は生きたくないのか。
 
いや、そんなことはないですね。
 
生きたい!  生き永らえたい!!
じゃあ働かないとは死を意味するのか。
 
そうでもあるし、そうでもないですよね。
 
お金を得るために労働をするのだから、お金がほしくないのか。
 
そんなことないですよね。
お金!  たくさん欲しい!!
 
お金を得る手段が働くで、お金が欲しいのに働きたくない。
 
言葉から突き詰めていくと余計にこんがらがってきましたね。
 
僕の根本は働きたくないわけではないのかな?
今あることに何か問題があるから変わりたいと思っている→働いているのを働きたくないと思っているんだと思います。
 
この働きたくないの真意を探らないといけませんね。