なろうで10000ptになるために必要な事
小説家になろうのポイントの基準
サイト内ブックマーク
小説家になろうのサイト内で気に入った作品、読み続けようと思った作品をブックマークする機能があります。
ブックマーク機能は読者のマイページ内で更新状況を把握したり、読んでいる作品にしおりをはさんでどこまで読んだか確認できる機能があります。
作品の方ではブックマークをしてもらえるとブックマーク1件につき2pt加算されます。
ブラウザでのブックマークではポイントがつかないです。
評価ポイント
作品の最新話で作品の文章とストーリーをポイントで評価できます。
評価してもらえると、文章力、ストーリーそれぞれ5ptずつ、合計最大10ptもらえます。
低評価でともに1ptしか評価されなくても2ptもらえます。
ただ、低評価が多いと読者に敬遠される可能性もありますし、作者にも並々ならぬダメージがあるので、できれば高評価な作品を作りたいですね。
このように小説家になろうのポイントは読者のアクションが必要なので、読者に読んでもらわなければ獲得することができません。
読んでもらうのに必要な事
2019年11月現在、小説家になろうでは70万作近い作品が掲載されています。
その中から作品を見つけてもらうにはただ執筆するだけでは難しいです。
読者の目に入るために
新着順
小説家になろうでは、一覧は基本新着順で上位に表示されます。
なので連載していると、最新話を投稿する度に新着順で上位に表示されます。
ただ、小説家になろうでは大量の作品が次々と投稿されていますのですぐに掲載順が下がっていってしまいます。
なのでできるだけ読者のアクセスの多い時間帯に投稿するようにします。
読者の多い時間帯は
朝7時の通勤時間
昼12時の昼休憩
午後5時以降
これら仕事や学校の空いた時間、仕事終わりや放課後から読まれています。
こういった読者がサイトを開いたときに新着に上がっていると見られやすくなります。
そして、それらの時間帯は予約投稿されている作品が多く、同じ時間に投稿すると一瞬で埋もれてしまうため、1~10分ほど時間を遅らせて投稿すると新着で残る時間が少し延びます。
ランキング
ジャンル別にポイントでランキング掲載され、ランキングに載ると読者に見てもらえます。
しかしそもそもポイントが入らないとランキングには載らないので今回は割愛します。
タグ
読者の作品検索ページでキーワード検索ができます。
なので、読者が検索しそうなワードをタイトルやタグに入れていきます。
「なんの努力もしない主人公が棚ぼたで活躍する小説なんか書きたくない!俺は正統な文学作品を作るんだ!」と考えている方もいるかもしれませんが、小説家になろうに訪れる読者はそういった作品を求めています。
書きたい作品に少しファンタジー要素、転生要素を加えてみるとアクセスがけた違いに増えます。
書きたいものが異世界物やハーレムものじゃなくても設定に少しちりばめるのも効果的です。
読者の目にとまったときに小説をひらいてもらうためには
小説家になろうのサイトを図書館に例えると、普段あなたの作品は暗い書庫の奥で山積みにされている状態です。
読者のなかにはそのような大量の作品の中から面白そうな作品を探そうとする人もいます。(作品を探す事をスコップ、探す人をスコッパーと呼んでいます)。
しかし、そのスコッパーに運よく読んでもらえる事も稀ですし、ブックマークやポイントをつけてもらうのは現実的ではありません。
大多数はランキングに載った作品を見ようとします。
なので、新着順で掲載されたときに読んでもらい、ポイントをつけてもらってランキングに載るようにしないといけません。
検索や新着で読者画面に表示される方法は説明しましたが、その作品を読んでもらうには特にタイトルに気を払わなければいけません
。
タイトル
小説家になろうに掲載されている作品を見てみると、やたらと長く、作品の説明のような物がたくさん出てくると思います。
実はこれが作品を読んでもらうテクニックになります。
読者はタイトルをクリックしないとあらすじも小説の中身も確認できません。
タイトルしか陳列されいない中で読んでもらうにはタイトルでどんな作品かを説明しないと小説の中身を説明できません。
さらに検索に引っ掛かるようなキーワードを入れると検索ページにも表示されやすいので効果的です。
ストーリーの説明
例)「残念女神と異世界無双~俺を拾った女神はどじっ子属性~」
読者が思わず開いてしまうような興味を引くタイトル
例)「ふっ、俺は四天王の中でも最弱~面汚しの成り上がり~」
「友達の家に遊びに行ったら死んでるんだけど、ドアノブの指紋拭き取るだけで大丈夫?」などなど
作者側から読者にアピールできる場所はタイトルしかありません。
タイトルで興味を引きましょう。
あらすじ
タイトルで興味を持った読者が小説を読むためにはもう一段落あります。
タイトルからすぐに読んでくれる人もいますが、多数はあらすじで小説の中身を確認します。
ここまで来てもらえたら小説を読んでもらえるまであと一息ですからもうひとふんばりしましょう。
あらすじはできるだけ簡潔に内容の説明と面白さをアピールします。
長々と中身の説明をしたり、要領を得ないあらすじだと、読者も「きっと小説もくどくどしてまとまりがないんだろうな……」と考えてしまいます。
必要な事だけを端的に、的確に書くためにある程度骨組みを決めましょう。
あらすじの骨組みは
誰が
主人公の説明
どこで
舞台の説明
何をして
物語の展開
何を目指す
主人公の目標、ストーリーの目的の説明
に当てはめていきます。
例)
俺、山田はごく普通の大学生だ。←主人公の説明
高校時代の親友、高木から久々に連絡が来て会いに行くと、高木は部屋の真ん中でナイフを突き立てられて死んでいた。←舞台の説明
自分に容疑がかかってはいけないと思い触ったドアノブを拭いて指紋を消して帰ったんだけど、
「いや、そもそも俺は殺してなくね?」
そう思い直して高木の家に戻ると警察が到着している。←物語の展開
ドアノブを拭いたことで事件に巻き込まれ……たうえにややこしくしてしまった俺は、警察の疑いを晴らして犯人を見つけることができるのか。←主人公の目標
……ストーリーの質はともかく、小説の中身はある程度想像がつくんじゃないでしょうか。
この小説のストーリーが読者の琴線に触れれば小説を読んでもらえます。
読者が求めているもの
確かに小説の執筆は自分の表現したいことを書くべきだし、好きに書いた小説が評価されたならそれはとても嬉しいと思います。
でもポイントをもらうためには読者が必要です。
読者に読んでもらうには、読者が求めているものを知り、その期待にすり寄るようにしましょう。
読者の多数は……というか、通勤時間の暇潰しに簡単に読めて、主人公が活躍して気分よく仕事に行きたい。
上記のような人に向けて発信するつもりで書くと効果的です。
作品をある程度の人に見てもらうとちょっとずつブックマークが付き、ランキングに載ってポイントが増えていきます。
ここから先は読者に気に入ってもらえるかどうかでポイントが増えていくかですが、まず、読者の視界に作品のタイトルが入ること。
そしてタイトルから作品を覗いてもらうということを意識してみてください。