黒ヤギのアイデアスイッチ

脳が焼き切れるまで考えたけどアフィリエイターの考えになれなかった

ツイッターではサイトの収益化に成功した先人達がブログ運営についてアドバイスを発信しています。
 
僕がブログを始めた動機はブログがお金になるかもという考えでしたし、ブログを始めて右も左も分からない初心者からすると彼らの情報はとても役に立ちました。
 
僕もブログというものを始めて間もないですし、続けていくための知識や考え方はとてもためになります。
 
でも、アフィリエイトで物を売るためのマインドだけはどうしても賛同できませんでした。
 
そんなアフィリエイトに対して脳みそが焼ききれるまで考えた事を吐き出して頭のなかを整理したいと思います。
 

アフィリエイターは商品を売りたいことだけ考えている

アフィリエイトとは、自分のブログやサイトを介して依頼されている商品を代理販売するシステムです。
 
記事に貼り付けてあるリンクから商品が購入されるとブログ運営者に報酬が支払われるというもの。
 
個人でブログを立ち上げている人なら、例えるならフリーのセールスマンというところでしょうか。
 
そしてそのアフィリエイトでは一般のサラリーマンよりも収入を上げている人も出ているらしい。
 
……という甘い話に釣られて僕もブログに入ってきた訳ですけど、アフィリエイター達の言葉に納得できない事が増えて来たんですよね。
 
彼ら曰く、
  • 高額商品を狙え
  • 商品の説明よりも商品を購入した後の事をイメージさせろ
  • 商品の成約率を上げるサイト構築はこうだ
  • アフィリエイトで今月の月収はこれくらいになりました
 
ブログ自体を四苦八苦していた昔と違って、最近では少しずつ視野が広がってきたように思います。
 
そうして彼らの言葉を聞いてみるとどうしてもモヤモヤしてします。
 
というのもアフィリエイターの言葉から、彼らの考えの中心が「商品」だということが感じられるんですよね。
 
そして売ることだけを考えている。
 
ブログの手法も
 
実際に使ったことがなくても使った事を装ってサイトを作り上げろ
 
と言うんですね。
 
それを聞いて商品を紹介しているサイトがどれも胡散臭く見えてきたんです。
 
まるで、
 
どんなにまずくても付き合った女の子のご飯は美味しいって言って全部食べるようにしてる
 
って言う男に会ったような感じです。
 
実際に付き合って自分の手料理を嬉しそうに食べてくれたとしても、その言葉のせいでまずいのを無理して食べてるのかもと不安になります。
 
何気ない一言で相手の言動が信じられなくなるんですね。
 

消費者としての気持ちは、自分の事を第1に考えてほしい

自分は消費者としての立場が長かったので、相手が売るために商品を押し付けようとしてるのを察知するとげんなりします。
 
「似合う似合う」と言いながら売れ残りを押し付けようとする服屋のネーチャンとか、楽しかったとか言いながら頑なに「店で会おう」と客としての関係を崩さない飲み屋のねーちゃんとかですかね。
 
違いますかね。すみません、話を続けます。
 
にわか知識で近寄って来るというのも苦手ですね。
 
自分の狙っているキーワードで検索ヒットしたサイトを何記事か読んで急造の知識だけをブログで書くというのもダメです。
 
「あ、ドラゴンボールね?知ってる知ってる。「クリリンのことかー!」ってスーパーサイヤ人になるんよね!」
 
なんて言われたら心の中で毒づいてしまいます。
 
(いやいや、クリリンのことかスーパーサイヤ人になってからだろ。本当に読んでたのかなこの人……)
 
と不信感が生まれてしまいます。クリリンのことか」は、しぶとい孫悟空に対してフリーザの言った「こっぱみじんにしてやろう。あの地球人のように」のセリフに対する言葉です。
 
要するに購入する側として安心したいんですよね。
 
物を売るためだけに適当な知識で売り付けられるよりも、本当に買う側の事を考えてほしい。
 
プロテインを例に上げると、高額な報酬案件のプロテインを選んで売るために特化ブログを構築する人よりも、トレーナーとして体作りを応援するような人、トレーニングが大好きでプロテインを心から勧めるような人から購入したい。
 
買う時は売っている人を信用したいから、自分が売る側に立つときは買う人の事を考えたいって思うんです。
 
そうすると月の成約が何件、売り上げがいくらというツイッターの報告が苦手になっちゃいました。
 

アフィリエイターは本当に悪なのか

とは言っても自分もブログの収益化を目論んで入ってきたクチですし、否定ばかりしてもよくないと思うんです。
 
自分の立ち位置からだけで相手を批判するのは愚の骨頂。
 
相手の事も考えないと否定も批判もしてはいけないと思います。
 
なのでアフィリエイターをいい事として考える。
 
まず最初に言った「個人のセールスマン」という考え。
 
商品やサービスというのは相手に渡らないと意味が無い物です。
 
どれだけいいサービスでも認知されなければ使われることがない。アフィリエイターがいることで必要な人に商品を届け、使ってもらう機会が作られる。
 
これは確かにいいことです。
 
僕も製造業をやっていましたが、人に商品を伝えるというのはとても難しい事です。
 
絶対いいもの。買ってくれた人は絶対に喜ぶと信じている物でも認知されたり、ましてや買ってもらえるまでこぎ着けるのはそう簡単ではありません。
 
買ってくれたらよさが分かるのに、買ってもらうまでが難しい。
 
それをアフィリエイターは代わりに頑張ってくれます。
 
商品の魅力をページ全体で説明し、成約するのに最適なサイトを何日もかけて作ってくれます。
 
特に初期費用が少ない、宣伝費を捻出できない業者には大きな助けになるはずです。
 
そして購入者。購入者もその商品のお陰で悩みが解決するかもしれない。
 
成約数が多いということは、人生を変えた人の数も多いはずです。
 
ベジータのランキング~とか一人でキャッキャ喜んでる誰かのブログなんかより世間の役に立ってます。
 
そうなると否定ばかりするのも烏滸がましいですね。
 
アフィリエイターは困っている人と、困っている人を助けたいと思っている人を繋げる。
 
それなら多少のにわか知識でも相手を喜ばせたいと思うのは間違いじゃないのかもしれません。
 
俺のドリルが天を突いてもいいんですね!
 

まとめ

頭では理解してもまだ自分ではしたいとは思えないので、これからもしばらくこの形でブログを続けようと思います。
 
ただ、書き出すことで頭もスッキリしたし、これからは安易にアフィリエイターを否定したりはしないようにしたいです。
 
でもひとつだけ。ブログ初心者にサーバーやドメインを売り付ける人だけは認めません。
 
ブログを始める人がどれだけ続かずに辞めていくのか、収益を上げれないブログがどれだけ多いか知っているはずなのに、無料で練習できるブログにいきなりお金をかけさせるような真似だけは納得できません。
 
自転車に乗りたいと思っている人にハーレーを売り付けるようなもんです。
 
100歩譲って、有料で始めるブログの方が本格的にやろうと思うならおすすめ、最初にお金をかけた方が初心者のモチベーションにもいいんだということにしましょう。
 
それでもASPで自己アフィできる物を、初心者が知らないことをいいことに買わせるのはやっぱり間違いじゃないですか?
 
ブログを始めるときにそういうのばかり見てたせいでアフィリエイターに対して不信感が募るのかもしれません。